スブドという言葉の意味は何ですか?

スブドとは、スシラ ブディ ダルマの略語です。古典サンスクリットの言葉ですが、東南アジアのサンスクリットでは意味が異なります。スブドでは、スシラは神の意志にしたがった時に持つはずの真の人間的な性質を意味します。ブディは人間の中にある優れた力を意味します。その力に私たちが気づき、従うことができるならば、私たちをその力によって導きを受けます。ダルマは、全知全能の神の前で人がすべてを捧げることを意味します。やさしく言うならば、スブドとは、良い性質を持つ、あるいは良い性質を持ちたいという真摯な願いを持つ人が、神聖な恩寵と接触ができ、その恩寵に自然に従うことができるようになるためのものです。

 

ラティハンとは何ですか?

ラティハンとは霊的な訓練であり、スブドの組織はそのために存在します。ラティハンは純粋な礼拝の一形態であり、直接、個人的に全能の神の恩寵と力に接触することができます。ラティハンの実践中に、人は内部から自然に起こるものは何であれ従います。その間、神聖な恩寵の現れに包まれ、守られます。他の霊的な体験と同様に、人それぞれの体験であり、言葉で正確に言い表すことはできません。ラティハンは単純ですが、それはスブドが必ずしもやさしいということを意味するわけではありません。

 

「ラティハン」の意味、あるいは目的とは何でしょうか?

ラティハンの目的は、一般に聖霊と呼ばれる存在の目覚めを与える導きにすべてを委ねることにより、唯一全能の神を礼拝することにあります。この体験により、神御一人が与えることのできる高貴さを受け取る可能性があるのです。

 

誰でもスブドに参加できますか?

通常は、真摯な態度を持つ限り、17歳以上の人は3か月の待機期間にスブドについて知り、それからスブドに参加することができます。精神的な疾患を持つ人、持ったことがある人は、待機期間中にスブドで受けるであろう体験についてよく知り、霊的な目覚めと浄化が、すでに持っているかもしれない困難な状況に対し、さらに困難な状況を引き起こす可能性があるということを考えて決断を下す必要があります。

 

私は自分の宗教が好きです。スブドと矛盾が起こりますか?

一般的に言えば、起こりません。あらゆる種類の人々がスブドに参加しています。宗教に従っている人もいれば、従っていない人もいます。スブドの本質は全能の神の礼拝にあり、ラティハンという礼拝の形態に関しては教えがありませんから、その人自身の宗教と何ら矛盾するはずがないのです。それどころか、スブド会員は、自分の宗教についてより深い理解を得たり、他の人の宗教により大きな敬意を払うべきことに気づくという経験をたびたびすることがあります。パ・スブーは、ラティハンに加え、自分の選んだ宗教に従い、実践し続けることを皆に勧めていました。

 

ラティハンはどのくらいの頻度で実践するのですか?

オープン後の最初の段階では、週に2回、30分ほど、できれば、グループでラティハンを受けることが推奨されています。その後は、グループラティハンに加え、自宅でもラティハンをすることができます。

 

ラティハンはグループで行いますか、それとも一人で行いますか?

ラティハンは他の人と一緒にあるいは一人でも受けることができますが、できるならばグループラティハンを週に2回行うことが推奨されています。ラティハンの開始と終了を自然に感じ取ることができるようになれば、さらにもう一回、自宅でラティハンをしてもよいでしょう。

 

参加するのに費用はかかりますか?

ラティハンは、真摯にそれを求める人に与えられる賜物です。ラティハンを受けるのに費用はかかりません。ただし、通常の費用はかかります。たとえば、施設を借りたり、購入するなど、また、会員間のコミュニケーションにもお金がかかります。会員は、属する支部に自発的に献金をするように求められます。



スブドに教師やリーダーはいますか?

いいえ、スブドにおけるただひとりの教師は、唯一全能の神以外にありません。

創始者であるムハマッド・スブー・スモハディウィジョヨは、1,600以上の録音されたトーク、本、個人的な手紙という形で膨大な量の貴重なガイダンスとアドバイスを残しています。それゆえ、スブド会員は、ラティハンと霊的な生活に関する説明とガイダンスを見つけることができるのです。バパは、ガイダンスというものは神の力により、ラティハンでまず与えられ、ラティハンを通して真実をみつけることができるということを常に強調していましが、こうした説明やガイダンスは、スブド会員にとって、とても重要なものです。

1987年にバパが逝去されてからは、スブド会員は、バパの娘であるイブ・ラハユ・ウィルフドヨにアドバイス、励まし、サポートを求めるようになりました。

また、同胞会には、会員同士が助け合うために2つの異なった役割を持ち、補完しあう組織があります。ひとつは、支部、地域、国内、国際レベルのヘルパー組織であり、会員の世話をし、グループラティハンに参加し、入会希望者にスブドについての説明を行い、新しい会員のオープンに立ち会うことがその責任となっています。もうひとつは、支部、地域、国内、国際レベルのコミティという組織です。スブドの同胞会の組織的な必要事の責任を持っています。



組織の構成はどのようなものですか?

世界にはさまざまな地域に300以上のスブドグループがあります。支部コミティは、ラティハン会場を確保します。ほとんどの国では、全国コミティがあり、会員のために年次総会を主催しますので、組織として活動し、ともに礼拝し、そして、同胞会の実務を担当したりといった機会を持つことになります。すべての全国組織は、ワールド・スブド・アソシエーション(WSA)の会員となっています。各全国組織は、WSAの役員を選びます。WSAは4年ごとに国際大会を主催します。2014年は、メキシコのプエブラでこの大会が開催されました。この大会は、過去には、オーストリア、コロンビア、オーストラリア、イングランド、カナダ、ドイツ、インドネシア、アメリカなどで開催されています。



スブド会員は名前を変える必要がありますか?

いいえ。名前を変えることは個人的なことであり、スブドでは誰もが自由に自分自身の受けた導きに従います。誰かが名前を変えたいと願い、こうしたことについて、霊的な洞察力を持つ人にアドバイスとガイダンスを依頼できるならば、あるいは、自身のラティハンで名前を変える必要性を感じたなら、変えてもかまいません。しかしながら、すべてのスブド会員は、自分の人生でベストと感じられることを自由に行うことができます。


スブドは政治的な組織と関わりがありますか?

いいえ。



スブドでは育児に関して何かルールがありますか?

いいえ。スブドには各人の個人的な生活や家族については何らルールがありません。誰かが全能の神から恩寵を受けるとすれば、それは、人生におけるいかなる問題に対しても導きを受ける可能性があるということを示しています。

スブドには、性生活について求められることあるいは指針というものがありますか?

繰り返しになりますが、スブドには独身主義や個人的な関係について何ら教えもルールもありません。パ・スブーを例とすれば、彼は結婚して子供をもうけました。そして人類が地球に住む限り、結婚は、一般的には人間の義務であると考えていました。しかしながら、明らかに個人的な違いはありますし、過去にも違いがありました。あなたがスブド会員に性生活の指針を求めたならば、様々な意見が聞かれるでしょう。スブド会員は、自由に自分に合うよう、信じ、行動します。自分自身の性質と能力にしたがって、神聖な恩寵を受けることにより、生きるための正しい道を各個人が見つけるということが望みなのです。

スブドは地域の福祉活動を行いますか?

はい。スブドには福祉活動の組織があります。日本にはスシラ・ダルマ・ジャパンがあり、国際的な組織としては、スシラ・ラルマ・インターナショナルがあります。

スブド会員が個人で個人的な生活の中で福祉活動を行うことにも何ら問題がありません。

スブドでは、十分の一税のようものを求められますか?

ラティハンは無料です。当然のことですが、施設などには費用がかかりますので、それを満たす必要があります。しかしながら、「十分の一税」のようなものはありません。献金は必要であり、歓迎するものではありますが、それは自発的に行わるべきものです。全能の神からの賜物は無料です。 

スブドではライフスタイル、たとえば、食事制限、衣服などを変える必要がありますか?

一般的に言えば、ラティハンに勤勉であれば、その結果として個人的な事柄についての導きを受けることになるでしょう。



オープンを受け、スブドに参加するために神を信じる必要がありますか?

バパは一貫して、ラティハンは神への礼拝であると説明しています。しかしながら、バパは、会員自身の体験を通して「それ」のリアリティを見つけ出すこと、また、ラティハンの力の根源もどのような名前で呼ぼうが、会員が理解し、心地よいと感じる名前で呼ぶのは会員の自由に任せました。

スブドのラティハンは、実際には「神の霊」あるいは「聖霊」あるいは他の言語において同様な言葉でさまざまに呼ばれるものから受けるものですから、オープンを受けたいと願う人は、「神を信じる」、「神を信じたいと思う」、あるいは「唯一全能の神」を礼拝するような宣誓をすることが求められます。これについては待機期間にヘルパーが説明します。

 

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